目次
背景
ChatGPT DeepResearchがリリースされてから、あっという間に1カ月が経ちました。私はリリース翌日にProプラン(月額3万円)に加入し、業務や趣味で使い倒してきました。しかし、初月契約がそろそろ終了する時期。最近、plusプランでも月10私は回までなら使えるようになったことも踏まえて、継続するだけの価値があるのか、これまでの利用体験を振り返りながら考えてみます。
この記事では、以下の流れでお話しします。
- 試したこと
- できたこと(メリット)
- イマイチだったこと(デメリット)
- 使いこなしのコツ
- コストパフォーマンス
- 行動面での変化
- まとめ:継続判断と今後の活用アイデア
実際に使ってみる中で「どんな用途に向いているか」「どんな注意点があるか」「費用対効果はどうか」などをまとめたので、参考になれば幸いです。
また、他のDeep Researchツールとの比較などは行っていないため、ご注意ください。
1. 試したこと
1.1 仕事のWeb検索代行
- こんなサービスないかな?
たとえば、新しい外部サービスの導入を検討したいとき、普通ならGoogleで1〜2時間かけて検索・比較表を作るところを、ChatGPT DeepResearchに依頼。 - 結果
レポート確認だけで10分ほどで済むので、これまでより大幅に時間短縮できました。 - 感想
自分が知らない分野でも概要から主要な製品・サービス比較まで整った形で提示してくれるため、キャッチアップがとても楽でした。
1.2 プレゼン資料用の参考サイト集め
- 使い方
GPTに対して「スライド構成案を作って」「この内容をサポートする引用画像がありそうなWebサイトも教えて」と依頼。 - 結果
テキスト情報は比較的精度よくリストアップしてくれたものの、画像の有無や利用許可については曖昧なケースが多かったです。 - 感想
結局、画像はGoogleの画像検索や各サイトを自分でチェックしたほうがイメージ通りのものを見つけられました。
1.3 AI論文の最新情報収集
- 使い方
「最近注目のAI論文を5本挙げて、その要点を日本語でまとめてほしい。情報ソースは論文のみ限定で」と依頼。 - 結果
英語情報しかない論文でも、日本語で要約を提供してくれました。英語論文を読むのに抵抗がある方にはかなり便利だと感じます。 - 感想
「論文のみ」をソースに絞ってと依頼すると、ニュースサイトなどを排除してくれるため、情報の質がまとまりやすかったです。
1.4 競馬の予測
- 使い方
過去レース実績や予想記事などを組み合わせて出走馬の予測をさせる。 - 結果
オッズ通りの無難な結果が多かった反面、ときどきオッズ外の馬を推奨してくることがあり、その馬が3着以内に入るケースがありました。 - 感想
上位の順位を正確に当てるほどの精度はないものの、有力馬を3着以内にそれなりの確率でピックアップしていた点は面白かったです。一方で一度に多くの情報を処理させようとすると、変な出力になることもあったので注意が必要です。
1.5 気になる本の概要調査
- 使い方
「本のタイトル」と「こういうジャンルや内容を知りたい」というリクエストをGPTに。 - 結果
レビュー記事などを集約し、概要をざっとまとめてくれたので、購入前の参考になりました。 - 感想
レビュー記事よりも要点がスッキリ整理されていて、自分の興味に合っている本かどうかを短時間で判断できました。
ただ、やはり「実際に本を読む」ほどの深い理解は得られないので、本購入の最終判断をサポートしてくれる程度と考えています。
2. できたこと(メリット)
- テキストベース検索の圧倒的時間短縮
- 体感として「1〜2時間かけてた作業」が「10分ほどで済む」こともしばしばありました。
- たとえば「何か新しいツールを調べたい」「市場の概況をざっくり把握したい」ときに、DeepResearchが整ったレポート形式で返してくれるのは非常に助かります。
- 幅広い観点を網羅できる
- 一度に複数の観点で検索・要約してくれるため、思わぬ発見につながりやすいです。
- 自分の知らない分野でもまとめてくれるので、二次調査の範囲を初期段階で一気に狭められます。
- 思考する領域を減らせる
- あくまでリサーチの下ごしらえをしてくれる役割なので、最終的な判断や独自の知見を加える余裕が生まれます。
- 浮いた時間で他の業務や勉強に注力できる点は大きなメリットです。
3. イマイチだったこと(デメリット)
- 画像検索に弱い
- テキスト情報の要約や抽出は得意ですが、画像の有無やクオリティについては曖昧な提案が多いです。
- そのため、最終的に画像を使いたい場合は、Google画像検索や各サイトを自分の目で確認するのが必須。
- ハルシネーション(幻覚回答)
- 参照先を見ても書いていない情報をあたかも事実のように生成してしまうケースがたまにあります。
- 重要な情報や数字は、DeepResearchが提示してきたリンク先や一次ソースを必ず確認するようにしています。
- 月3万円という高コスト
- 個人負担としてはかなり大きな出費になるため、使いこなせないと「宝の持ち腐れ」になりがち。
- しっかり使いどころを見極められないと割高感が否めません。
- 情報量が増え、認知負荷が上がる
- DeepResearchの強みである「幅広い情報を短時間でまとめてくれる」反面、扱う情報が一気に増えるため、情報の優先順位をつけるスキル がより重要になります。
- 必要な情報と不要な情報を仕分けしないと、自分の頭の中が逆にゴチャゴチャになりやすい点には注意が必要です。
4. 使いこなしのコツ
- 質問を具体的にし、出力形式を指定する
- 例:「〇〇の市場規模について、【概要】【主要プレイヤー】【今後のトレンド】の3項目で教えて」
- こうすることで情報が整理され、あとから確認しやすいレポートになります。
- 何度かやり取りを重ねる
- いきなり完璧な回答が出るわけではないので、返ってきた答えに対して追加要件を丁寧に伝えることがポイント。
- 「引用元URLを必ず提示して」「論文だけをソースにして」など細かい指定を重ねると精度が上がりやすいです。
- ハルシネーション対策と情報整理
- 「出典URLの全リンクを確認し、情報が正しいかチェックする」「数字や統計は必ず原文に当たる」など、自分で最終確認を行うプロセスを入れておくと安心です。
- まとめられた情報をすべて鵜呑みにせず、必要な部分だけを抽出して優先順位をつける よう心がけると混乱しにくいです。
5. コストパフォーマンス
- Proプラン:月3万円、120回の価値はある?
時給1,000円とすると、30時間分のコストになります。
もし月に30回ほどの調べ物をするなら、1回1時間短縮できればトントンという計算。実際に1回のリサーチが1〜2時間かかることも多いと思うので、一日一回以上、リサーチをする方にはペイしそうです。私の場合は、広範囲のリサーチをするのは2日に1回くらいなので、やや割高な印象です。 - Plusプラン:月3000円、10回ではどう?
時給1,000円とすると、3時間分のコストになりますが、コスパという意味では十分だと思います。
10回では少し足りない印象もあります。プロンプトを試行錯誤することもあるので、30回くらいはほしいところ。悩ましい。いい値段設定ですね。 - 副業・ビジネス拡大に活用できるか?
競馬の予想や論文情報をまとめてコンテンツ発信する、あるいは企業向けに調査代行サービスを提供するといった形で、活用の幅は広いと思います。うまくビジネスにつなげることを考えれば、3万円の投資を回収できる可能性は十分あると感じています。副業に挑戦するならProプランでよさそうです。
例えば、- 浮いた時間で本業のスキルアップを図り、収入を上げる
- 情報収集を外部へ提供し、有料レポートやブログ記事として販売
- 競馬のデータ分析+独自視点のレポートで回収(あくまでギャンブルなので自己責任ですが…)
6. 行動面での変化
6.1 ChatGPTの活用頻度が増えた
- DeepResearchだけでなく、通常のChatGPTにもアイデア出しやブレストを頼むことが増えました。
- プレゼン資料の構成を考えるときや、自分の考えの壁打ち相手としても重宝しており、「ひとまずChatGPTに質問してみる」 という行動パターンが定着しつつあります。
6.2 新しいことへの挑戦が増えた
- DeepResearchの効果かどうかは断言できませんが、このツールを導入したタイミングから、いろいろな技術を試してみる ことが増えました。
- ブログを始めてみたり、これまで出席しなかったような打ち合わせに積極的に参加してみたりと、行動量そのものが増えた印象があります。
6.3 学習意欲や情報収集欲が上がった
- AI論文の要約を通じて、より専門的な知識にも触れやすくなったことで、学習意欲 が高まっているのを感じます。
- 「より効率的に検索できるから、今までなら面倒に思っていたことも気軽に調べてみる」という行動変化があり、その結果、思わぬアイデアや新しい話題が出てくることも。
7. まとめ:継続判断と今後の活用アイデア
- Proプランを継続する価値はある?
私自身の調べたいネタは月10-20回ほどなので、普段使いにはPlusプランでよいと判断しました。一方で、特に業務効率化や新しいアイデア探しの観点では、DeepResearchは大きく貢献してくれます。今後、やはり10回では足りない、副業にチャレンジしたいとなったらProプランへの切り替えを検討したいと思います。 - 行動面のプラス効果あり
DeepResearchの有無にかかわらず、ChatGPTを積極的に使うようになったことで、自分から新しい行動に踏み出す機会が増えた と実感しています。興味を持ったトピックをすぐに検索・要約してもらえるため、行動のハードルが下がったのだと思います。 - 情報過多になるので優先順位付けに注意
まとめられた情報が多いほど、使い方を誤ると逆に混乱してしまいがち。必要な情報だけを抽出し、取捨選択するスキル が大切だと感じています。 - 最後に
ChatGPT DeepResearchは、使い方次第で時間をお金に変えられるポテンシャルがあると感じています。とはいえ画像検索の弱さやハルシネーションのリスクがあるので、万能ツールと過信するのは禁物。
もし導入を迷っている方がいれば、「自分が月に何回、どのくらいの時間をリサーチに費やしているか」を客観的に見積もるのがおすすめです。そこから時給換算することで、意外にコストを回収できるケースが見えてくるかもしれません。
また、ツールを導入したことをきっかけに、「新しいことにチャレンジしよう」という意欲が湧くなら、それは大きなプラス効果になるでしょう。