読書の”もったいない”をなくす!読書ノートの書き方

目次

読書の”もったいない”をなくしたい

本はたくさん読んでいるはずなのに、後になって思い出せるのは、ぼんやりとした内容ばかり。

なんだかモヤモヤすることが多いんです。

まさに以下の状態。

読んだ時はそれなりに感動したはずなのに、結局のところ何も頭に残っていない。そこにあったはずの感情の震えや高まりの記憶は、いつの間にか抜け落ちてどこかに消えてしまっていた。

村上春樹「ねむり」より

せっかくの読書時間が、ただの流れ作業になってしまっているようで、もったいない。

(夢をかなえるゾウ1なんて、「靴を磨く」しか覚えてなかったり。絶対もっといいこと書いてあった…)

もっと自分の身になる読書がしたい、そう思って「読書ノート」をつけてみることにしました。

今回は、そんな私が読書ノートを書き始めて感じたメリットや使っているアイテム、工夫についてご紹介します。

私が感じる読書ノートのメリット

心に残る言葉をちゃんと覚えておける

読書ノートをつけることで、読んだ本の感動や共感をしっかりと記憶に残せるようになりました。

本を読んで心に響くフレーズや考え方に出会っても、日常の忙しさに埋もれてしまうことが多いですよね。

でも、ノートに書き留めておけば、その瞬間の気持ちをいつでも思い出せるのが大きなメリットだと感じています。

とある本の読書ノートの1ページ。
光があるところには闇がある。夢をかなえた先には、その裏側にある闇=現実を知る。完全な光をk見て入れられうのは、夢を見ているときだけ。

わたしの夢はかなうのです。私が生きている間にはかなえられませんでしたが、夢はいつか、かなうのです。夢がずっと繋がっていくものだとしたら、全ての夢はかなうのです。
この本はなんでしょう…気になる人は私のインスタから、もしくは #mameno-rn で検索して探してみてください(謎にもったいぶる)

本の内容をもっとわかりやすく整理できる

誰かに「よかった!」と伝えたいのに、自分の中で「何がよかったのか?」をうまく整理できず、説明できないことがしばしば…

そんなとき、ノートに書き出していると、自分の中で本の内容がすっきり整理されて、どこに感動したのか、何を学んだのかが明確になります。

そのおかげで、人に「この本のこんなところが良かったんだ!」と具体的に説明しやすくなった気がします。

「自分、こんなに本を読んだんだ!」って思える

読書ノートをつけることで、「たくさん読めている」という実感が得られるようになりました。

本の感想や要点を一冊ずつ書き留めていくことで、自分がどれだけ多くの本と向き合ってきたかが目に見えてわかるようになります。

この達成感が、「もっと読んでみよう!」というやる気にもつながっている気がします。

おかげで、図書館で借りてきたものの読まずに返すことが減りました。

階段下に積み上げられた100冊くらいありそうなハードカバーの本の写真(素材)
図書館から借りたものの読まなかった本たちの亡霊(嘘

お気に入りアイテム

無印良品単行本ノート

自己啓発本とかと同じようなサイズ感(四六判?)で、自己啓発本を主にまとめる私にぴったりなノート。

正直開きづらいので書きづらいですが…そこは気合いで。

下に厚めのノートをひいたりしてできるだけ平行になるようにすると書きやすさがかなり改善されるので、おすすめです。

万年筆との相性は微妙だったので、次に紹介するユニボールワンで主に書いています。

無印良品
単行本ノート | 無印良品 単行本と同じ製本手法でノートを作りました。ノート・付箋 | 文房具・事務用品の通販なら無印良品 公式ネットストア。

ユニボールワン

記憶力がアップすると言う噂のユニボールONEボールペン。

読んだものを記憶したいという、読書ノートをつける理由にもぴったりだと思ったのでこちらを採用しました。

真っ黒よりも茶色みがあった方が柔らかくて好きなので、私はブラウンブラックを使っています。

ユニボールワンのインク色比較。ブラックとブラウンをそれぞれ比較している。

ユニボール ワン 0.38mm ブラウンブラック

この種類はグリーンブラックやボルドーブラックなど、ブラックの中にバリエーションがあるのがいいですよね。

全色揃えたいくらい。

速乾性もあるので、滲みにくいのも最高。

私の読書ノートの独自の工夫

そんなに特別なことはしていないんですが、私の読書ノートにはちょっとした工夫があります。

それは、目次に「本のタイトル」じゃなくて、「印象に残った文章」を書くこと。

読書ノートの目次ページ。
「自分に優しくなり、自分の脳にも優しくなりましょう」
「ぼくはぼくのままのぼくを、好きになりたかった」「誰もがみんな安らぎを得る価値がある」「小説を通して、自分の物語を読んでいる」「読むことは見ること」「自分が読んで、面白いものを書く」「今、当たり前になっている光景は、かつての自分の夢だった」「自分が本当に好きなものが、自分が本当は好きなもの」「一度の人生なら、いいものをたくさん生み出そう」
気になる言葉があったら私のインスタから、もしくは #mameno-rn で検索して(以下略 ※これから投稿していきます

印象に残る言葉って、いくつか出てくると思うんですが、私はあえてその中から一つに絞っています。

たとえるなら、本の帯に載せる言葉を選ぶような感じです。

この方法だと、どんな内容が自分に響いたのかがすぐに思い出せて、ノートを見返すのが楽しくなるんです。

タイトルだけだと、なんだかぼんやりしてしまうことも多いけれど、自分にとって大事だと思った言葉を書いておくと、その本の大切な部分がしっかりよみがえってくる感じがします。

この工夫のおかげで、目次を見るだけでも楽しい読書ノートができています。

まとめ:読書ノートで”ちゃんと覚えておける読書”に

読書ノートをつけ始めてから、ただ読むだけだった本が「ちゃんと覚えておける読書」に変わった気がします。

感動した言葉や学んだことをノートに書いておくと、あとで見返すときも楽しいし、誰かに話すときもスッと出てくる。

そして、「自分、こんなに本を読んだんだ!」っていう達成感もあって、なんだか読書が前よりもっと充実した感じがしています。

まだまだ試行錯誤中だけど、この読書ノートのおかげで、モヤモヤしていた読書体験がちょっとスッキリしてきました。

読書がもっと自分のものになるように、これからも自分なりに工夫しながら続けていきたいなと思います。

私の読書ノートは、Instagramでちょくちょく公開する予定です。

ぜひ #mameno_rn で検索してみてくださいませ。

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